長野市遠征の夜、仕事後の懇親会も終わり、ほろ酔いで長電に乗って権堂へ。権堂駅から西に伸びるアーケード沿いにある店は、台湾出身の80代のご主人が一人で切り盛りされていた。60年前から長野在住で、権堂を振り出しに、信濃町や権堂西鶴賀にあった店は、2022年5月から今の場所に。奥に細長いが、厨房が見えるカウンター席に座り、千福手打ちラーメンと餃子5個を注文。この店の麺は、麺塊を手で伸ばし、手を広げながら細く仕上げていく「拉麺」が基本だが、鍋に麺を削って茹でる「刀削麺」も100円増しで選べる。地元の方には刀削麺の人気も高いようだが、拉麺作りの所作にも注目したい。
小柄なご主人の手を通っていく麺が徐々に細くなり、本数が増えていく。その麺が大鍋で泳ぐように茹でられる。その麺は柔らかいものの弱くなく、しなやかな麺は野菜と肉を煮込んだ豚骨ベースのスープに馴染んでいる。油を加えない事でスープと野菜の味わいがそのまま楽しめる。
特製ギョウザも作る所から必見。注文を受けてから伸ばして皮を作り、肉を包んで手作りしている。その餃子の大きさにも驚く限りだが、野菜もしっかり入って口当たりがさっぱりしているので、ポイポイと食べられる。ワンオペの為、他にお客さんがいる時は多少時間はかかるが、中華の技を活かした個性的な味と、明るいご主人のトークが楽しめる。とはいえ今年の春には目の手術で休業していたとの情報もあり、営業情報の確認後の訪問がオススメです。












